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 Yセミナーでも毎年数名の受験希望者がいる人気校、関西学院高等部を訪問し、入試委員長の福嶋先生から高校についてのお話を伺いました。

 まず、関西学院では2012年度より中等部の共学化が決まりました。それに伴い2015年度より高等部も共学化が予定されています。現在は国公立大学や医学部などの関西学院大学にない学部への進学を希望されるなどの理由がある生徒以外の90%以上の生徒が関西学院大学に進学できるということもあり、受験勉強をする必要がない同校はさまざまな教育をしています。

 関西学院のスクール・モットーである「Mastery for Service(奉仕のための練達)」(※私たちは努力して専門知識の修得と人間形成に努めなければならないが、それは単に自己の利益のためではなく、隣人への奉仕を目的としたものである」という意味)の精神は、「文武両道+キリスト教教育」で広く社会に貢献できる人材を育てることを目指している土台として大切に受け継がれています。

 その関西学院の伝統を誇る、入部率80%近くのクラブ活動では、以前はアメリカン・フットボールのイメージが強かったですが、近年では野球部の甲子園出場ラグビー部の全国高校ラグビー3位バスケットボール部のインターハイ出場など、さまざまなクラブで全国大会に出場しています。クラブ活動を学校生活の中での重要な要素としていて、受験勉強をする必要がないため、クラブなどの別の活動に時間を費やせることがこういった面でも成果が表れています。また、すぐ近くに大学があるので、現役の大学生がクラブにコーチとして後輩の指導にあたったり、チューターとして夏休みに少人数補習などで学習指導のサポートもしてくれます。こういった先輩・後輩のよい関係が関西学院高等部からあちこちで見えてきます。

 受験勉強に必死にならなくていいというメリットは授業のカリキュラムにも表れています。たとえば、3年生は週3回×2時限で選択科目があります。この時間では語学系や芸術・体育系の授業、そして大学の各学部の教授が実際に指導される「法学・社会学入門」「商学・経済学入門」「人間福祉・教育学入門」「国際学・総合政策入門」などの入門授業もあります。ゆとりを持って、興味のあることや将来の進路に向き合えるのは関西学院高等部だから出来ることですね。こういった受験勉強を意識しない学校生活できっと大学に入っても興味を持って前向きにがんばれるのかなと思います。

 ただし、受験勉強をしなくていいとから勉強しなくていいというわけではなく、1・2年生では学習習慣をつけるために英・数・国のいずれかの宿題が毎日出され、翌日の終礼で未提出だとクラブに参加できずに先生が監督する中で居残りでしっかりさせることもしているそうです。こういった大学進学に向けての基礎学力をしっかりつけ、「やるべきことはきちんとやる」ことを大切にしているそうです。

 授業の科目としてもう一つ特徴があるのは「読書科」という授業。Yセミナーでも今は読書ノートを宿題として行っていますが、関西学院高等部の読書科は単に読書をするだけではなく、近年注目されている「調べ学習」も行い、最終的には論文の執筆までします。関西学院高等部ではなんと、この「読書科」の授業を20年も前から行われているそうです。最近はいろいろな高校で行われていますが、その先駆け的な学校だったのですね。高等部の図書館は大学並みの資料がそろっていて、そこで自ら問いを見つけて、答え、発表するという「学びを主体的に行う力」を育てる授業です。Yセミナーでは小学生の授業で行っている「No.1チャレンジ」のようなものですが、公立高校でもいくつかの高校で行われているものの、総合学科の高校などのごく一部の高校でしかしっかり出来ていないところがあります。
 そういった指導をしっかりと授業として3年間出来るのは、大学に進学してからのことを意識する関西学院高等部らしさだと思います。

■まとめ■

 関西学院高等部は「関西学院大学に進学できる」「クラブが強い」「キリスト教の教育」という多くの人が知っていることはもちろん、大学に進学するための基礎的な学力をしっかりと付けてくれる学校です。受験勉強が必要でない分、役立つ知識や関心があることに一生懸命学べるのが魅力的な学校です。私服通学も出来る自由な学校ですが、クラブなどで礼儀や作法を学んでいる生徒が大半なので、常識から逸脱するような生徒もいない「落ち着きのある自由」が実践されている学校という印象のある、大学のようなイメージのある高校でした。

■関西学院高等部の先生より■

 関西学院高等部では”Mastery for Service”(奉仕のための練達)の精神を大切にしています。

 また、高等部の玄関前には「凡ての人の僕たれ」という書が掲げられています。

 これは何事においても頂点を極めるほどの取り組みでマスターとなりなさい。そして、その知識や経験を社会の人々のために役立てられる人間となりなさいということです。

 高等部は受験校ではありませんが進学校です。大学で学ぶために必要な知識はしっかり身につけたうえで、興味を持った分野はさらに深く学ぶ時間が十分にあります。また、クラブ活動にも力を入れており、全国大会での活躍を目標にすることも可能だと思います。

 関西学院高等部で三年間夢中になれることを見つけてほしいと思います。

(入試委員長 福嶋眞二先生)


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